いきなりですが、毎月の支出のうち、現金払いが占める割合はどのくらいですか?
現金払いはクレジットカードや電子マネーと違いポイントが還元されません。
できるだけ現金による支出をカードに切り替えていくことが節約につながるのですが、問題は税金や保険料、公共料金です。
これらは現金でしか払えないと思われていますが、実はnanacoでなら支払いができるのです。
今回は、住民税を例にnanacoで支払い、ポイントを貯める流れを説明していきます。
目次
nanacoならセブンイレブンで住民税が支払える!
電子マネーの中でも、税金や公共料金に支払いに使えるのがnanacoです。
ただ、注意点がありnanacoで支払いをするだけではポイントはたまりません。
支払いに使えてもポイントがたまらないのであれば、現金払いと差はなく、節約にはならないのです。
ただ、特定のクレジットカードでnanacoをチャージすることで、クレジットチャージに対するポイントが還元されます。
nanacoで住民税を払うために準備するもの
nanacoで住民税などの税金を払い、ポイントをためるには次の3つが必要です。
- 住民税の支払い用紙
- nanacoカード
- クレジットカード
住民税などは企業勤めの場合には、給料から天引きされる特別徴収という形で支払われます。
特別徴収されていない会社員や、個人事業主の場合には自分で支払いを行う普通徴収という形をとります。
普通徴収の場合には毎年6月に住民税の支払い用紙が届きます。
その他には、nanacoカードとクレジットカードを準備するのですが、クレジットカードはどれでもいいわけではありません。
nanacoへのクレジットチャージに対応していることが必須条件で、還元率の高いカードであればよりお得になります。
nanacoへのチャージができるクレジットカード
nanacoへのクレジットチャージでポイントを貯めることができるのは、主に次の4つのクレジットカードです。
- リクルートカード
- セブンカードプラス
- Yahoo!Japanカード(JCB、Master)
- ファミマTカード
※クレジットチャージに対応しているカードは多いのですが、ポイント還元の対象となるのは一部なので注意が必要です。
また、ポイント還元の対象となるカードが変更になったり、ポイント還元率が変わったりすることもあるので、最新の情報を確認するようにしましょう。
リクルートカード
ポイント還元率が1.2%とかなり高い設定なのが特徴です。
nanacoへのチャージ用だけでなく、普段使いでも十分なスペックですね。
年会費は無料なので、他のクレジットカードをメインにしている、nanacoへのチャージ額が少ない場合でも年会費発生のリスクがありません。
たまるポイントはリクルートポイントなので個人的には使いにくいのですが、Pontaポイントに変換ができます。
ただホットペッパービューティなど特定のサービス理由で通常の還元率に+1〜3%になる点は大きなメリットです。
しかし、nanacoへのクレジットカードチャージでポイント対象になるのは月3万円までという制限があります。
セブンカードプラス
ポイント還元率は0.5%と低めなのが残念ですが、nanacoとクレジットカードが一体型なので1枚で済む点がメリットです。
年会費は初年度無料ですが、翌年からは500円(税込)がかかります。
ただ前年のクレジットカード利用額が50,000円以上なら無料となるので、nanacoチャージ用で使っていても十分に条件達成ができます。
貯まるポイントはnanacoで、セブンイレブンなどでも買い物でポイント還元率がアップします。
メインカードで使う場合には、年間の利用額次第では累計ボーナスポイントがもらえる点は大きなメリットになります。
Yahoo!Japanカード(JCB、Master)
ポイント還元率は0.5%ですが、セブンカードプラスと違い年会費は無料です。
※nanacoチャージではなく、通常のショッピング利用なら1%の還元です。
選べるブランドはVISA、JCB、Masterの3種類ですが、VISAはnanacoへのチャージによるポイントバックは対象外なので注意をしましょう。
貯まるのはTポイントなので、TSUTAYAなどをよく使う人にはいいかもしれませんが、すでに持っている以外では大きなメリットがないのが残念です。
ファミマTカード
ポイント還元率は0.5%で、年会費が無料です。
名前の通りファミリーマートでの利用がお得になるのですが、nanacoへのチャージ用途で考えると大きなメリットはありません。
ETCカードを無料で追加発行できるなどのメリットはありますが、還元率重視であれば他のクレジットカードの方に分があります。
還元率ならリクルートカード・利便性ならセブンカードプラス
毎月3万円までという制限はありますが、還元率重視で選ぶのであればリクルートカードがおすすめです。
住民税の場合には、一括ではなく、4回に分けて支払いができるので金額によっては十分です。
また、この上限金額はクレジットカード1枚につきの制限なので、複数のクレジットカードを使えばnanacoへ大きな金額をチャージした上でポイント還元を受けることもできます。
ただ、nanacoを別で用意する必要があるので、持つカードを増やしたくないのならセブンカードプラスのnanaco一体型がおすすめです。
nanacoは手数料300円で発行できる
nanacoの発行は、セブンイレブンやイトーヨーカドーなどでできます。
発行には300円の手数料がかかるのですが、イトーヨカドーなら8のつく日限定で無料発行ができます。
ただし、発行時に1,000円以上のチャージも必要になるので注意が必要です。
nanacoで住民税を払うまでの流れ
nanacoで住民税などを支払うために必要なものが準備できたら、nanacoとクレジットカードの紐付けとチャージをしましょう。
nanacoにクレジットカードでチャージするには、nanacoの会員サイトからクレジットカードとnanacoカードを紐付けます。
紐付けができれば、指定した金額をnanacoカードにチャージができるのです。
クレジットチャージした金額がすぐにnanacoには反映されずに、預かり金となっていることもあるので支払いの前に残高確認をしてチャージされているかをチェックしましょう。
支払い用紙とnanacoカードを持ってセブンイレブンのレジへ行けばOK
チャージが完了していれば、支払い用紙を持ってセブンイレブンのレジへいきましょう。
あとはレジで「nanacoでお願いします」といえば、現金払いの時と同じように住民税の支払いができます。
税金はそこそこ高い金額になるので、支払い方法を変えるだけで年間1,000円以上もの節約ができるのです。
まだnanacoや必要なクレジットカードがない場合には用意するのを面倒に感じるかもしれませんが、節約効果は高いのでぜひやってみましょう。