未分類 PR

国民年金保険料をお得に支払う方法!前納・クレカ・口座振替など徹底比較

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

個人事業主やフリーランスの方などは国民年金に加入していると思いますが、保険料とは異なり年金の支払い額は所得に関係なく一定です。

そのため、節税したとしても毎年の負担は変わりません。

会社と負担を折半している給与所得者と比べて将来貰える年金も少なく、なかなか大変ですよね。

ただ、年金にもお得な支払い方法があることを知っていますか?

この記事では「国民年金保険料をお得に支払う方法」について様々な角度から検証した結果をまとめていきます。

国民年金保険料は月額いくら?

国民年金保険料は年度(4月〜翌年3月まで)ごとに見直しが行われているため、その年度によって月額が異なります。

例えば、2020年4月〜2021年3月までは「月額16,540円」です。

ちなみに、前年度は16,410円でした。

見直しによって大きく金額が変わることはないでしょうが、このように年度ごとに若干の差があるのです。

過去5年間の国民年金保険料の推移
年度 国民年金保険料(月額)
令和2年4月〜令和3年3月 16,540円
平成31年4月〜令和2年3月 16,410円
平成30年4月〜平成31年3月 16,340円
平成29年4月〜平成30年3月 16,490円
平成28年4月〜平成29年3月 16,260円

国民年金保険料の支払い方法

次に国民年金保険料の支払い方法について確認していきましょう。

年金にはいくつかの支払い方法があり、その方法によっては割引が適用されるケースもあるのです。

年金の支払い方法
  • 金融機関の窓口(銀行、信用金庫、郵便局など)
  • Pay-easy(ATM、ネットバンキングなど)
  • コンビニのレジ
  • 口座振替
  • クレジットカード(継続納付)

簡単にそれぞれの納付方法について以下で説明していきます。

金融機関の窓口(銀行、信用金庫、郵便局など)での納付

自宅に届く納付書を金融機関の窓口に持参して、国民年金を支払う方法です。

納付できる金融機関窓口
  • 銀行
  • 信用金庫
  • 信用組合
  • 労働金庫
  • 農業協同組合
  • 漁業協同組合

納付書には納付期限があるので、必ず期限を確認した上で窓口で支払いましょう。

金融機関の窓口で納付する場合、基本的に支払い方法は現金のみになります。

Pay-easy(ATM、ネットバンキングなど)での納付

電子納付と呼ばれる納付方法で、Pay-easy(ペイジー)やネットバンキング経由で年金を納めます。

納付書に「収納機関番号」、「納付番号」、「確認番号」が記載されているので、その3つを使いPay-easyに対応しているATM、またはインターネットバンキングで納付しましょう。

Pay-easy対応のATMについて

Pay-easyはどの金融機関のATMでも利用できるわけではありません。

コンビニに設置されている複数の金融機関に対応したATMなどは、Pay-easyに非対応なので注意が必要です。

Pay-easy対応のATMから納付するなら、以下のような金融機関のATMを利用してください。

Pay-easy対応の主な金融機関
  • みずほ銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • りそな銀行
  • 埼玉りそな銀行
  • ゆうちょ銀行

その他、地銀や農業協同組合でもPay-easyに対応しているところはあるので、不安な方は確認してみてください。(一部、取り扱いのない店舗もあります。)

インターネットバンキングからの納付について

普段、ネットバンキングでの取り引きが多い方は、ネットから納付の手続きをしても良いでしょう。

自身のインターネットバンキングにログインしたら、先ほどの「収納機関番号」、「納付番号」、「確認番号」を入力して支払います。

ATMは利用時間に制限がありますが、ネットバンキングならいつでも、どこでも、簡単に支払うことができるのです。

ほとんどの金融機関がネットバンキングからの納付に対応していますが、一部、非対応のところもあるのでPay-easyの公式ウェブサイトで確認してください。

コンビニのレジでの納付

国民年金は納付書を持参すればコンビニのレジでも支払えます。

店舗数、24時間営業の店舗も多く、特に都心に住んでいる人はコンビニからの納付が便利でしょう。

金融機関の窓口での納付方法とほぼ一緒で、納付書をレジで渡せばその場で支払いができます。

基本的には現金のみでの支払いで、クレジットカードなどは利用できません。

セブンイレブンはナナコで国民年金を納付することができます。

ただ、決済自体はポイント付与の対象外なので、チャージするときのポイント付与を狙うと良いでしょう。

⇒1.2%還元!nanacoにリクルートカードでクレジットチャージをする手順

口座振替での納付

金融機関やコンビニ、Pay-easyなどで支払う場合、基本的に毎月自分で手続きしなければいけないというデメリットがあります。

「仕事が忙しくて、支払うのを忘れてしまった!」なんてこともあり得るので、納付忘れが不安なら口座振替にしましょう。

口座振替なら一度登録してしまえば、後は自動的に引き落としをしてくれます。

口座振替の場合、まとめて納付する期間に応じた割り引きがありお得です。

納付書と一緒に「口座振替納付申出書」、「口座振替依頼書」が同封されているので、必要事項を記入・押印してください。

それらを最寄りの年金事務所、もしくは口座振替する金融機関の窓口に提出すれば完了です。

提出する書類は年金事務所の窓口、日本年金機構のHPでも入手可能です。

自宅に届いた案内が見つからない方は、いずれかで入手しましょう。

クレジットカード(継続納付)での納付

国民年金はクレジットカードで納付することもできます。

ただし、これは継続納付なので1ヶ月分を都度払うわけではなく、手続きした指定のクレジットカードで継続的に支払っていく方法です。

自宅に届く案内、もしくは年金事務所の窓口か日本年金機構のHPから、「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書」を入手して、それを年金事務所に提出してください。

もっともお得な国民年金の支払い方法とは?

国民年金の支払い方法についてざっと説明してきましたが、もっともお得なのは「2年分まとめてクレジットカードで払う」方法です。

ただ、これはクレジットカードのポイントも加味した上で出した結論なので、人によっては2年分をまとめて口座振替で支払った方が良いケースもあるので注意してください。

令和2年度の国民年金保険料の場合、口座振替で2年前納すると15,840円、クレジットカード(もしくは現金)で2年前納すると14,590円の割引になります。

令和2年度 2年前納の保険料額と割引額
保険料額 割引額 1カ月の割引額
口座振替 381,960円 15,840円 660円
クレジットカード 383,210円 14,590円 607.9円

口座振替は早割で毎月50円お得

国民健康保険料は翌月末が納付期限ですが、口座振替の場合はそれよりも早い当月末に引き落とされることになります。

そのため、口座振替は1カ月ずつの支払いでも、月50円割引されるのです。(令和2年度の場合:16,540円→16,490円)

1カ月だけ支払いが早まりますが、前納する余裕がない人も口座振替にすると少しお得になるのでおすすめです。

月50円と聞くと少額ですが、1年間なら600円になりますし、それを何年も損するのももったいないですよね。

2年前納の割引額がもっとも大きい

口座振替以上に大きな割引になるのが前納です。

半年、1年、2年とまとめて保険料を納めることができ、前納する期間が長いほど割引額も大きくなります。

まとめて支払う分、短期的な負担は増えますが、長期で考えると割引額が大きくお得なので検討してみてください。

以下は令和2年度の金額です。

 

令和2年度 国民年金保険料の前納額・割引額
期間 口座振替 クレジットカード・現金
6カ月 保険料額 98,110円 98,430円
割引額 1,130円 810円
1年 保険料額 194,320円 194,960円
割引額 4,160円 3,520円
2年 保険料額 381,960円 383,210円
割引額 15,840円 14,590円

2年前納ならおよそ2年間で15,000円ほどお得になります。

1カ月あたりに換算しても600円程度の割引で、口座振替で毎月支払っていくよりもずっと割引額が大きいのです。

クレジットカードならポイントも貯まる

単純に割引額だけを見ると口座振替で前納するのが良さそうに思えますが、クレジットカードで支払うならそのカード会社のポイントを貯めることもできます。

クレジットカードによってルールが異なるため確認は必要ですが、100円につき1円分のポイントが貰えるとすると、3,800円分ほどのポイントが加算されることになるでしょう。

このポイント還元も考慮するのであれば、口座振替よりも、クレジットカードで前納する方がお得なのです。

まとめ

国民年金保険料のお得な支払い方法について説明してきました。

一度にまとめて保険料を納める前納は、その期間に応じて割引がありお得です。

特に2年分をまとめて支払うなら大きな割引が期待できます。

口座振替、現金でも前納できますが、おすすめはクレジットカードです。

クレジットカードであれば前納による割引に加えて、クレジットカードのポイントも貯まりダブルで得します。

ある程度、まとまった金額を一度に払うだけの余裕は必要ですが、長期で考えると十分メリットのある方法でしょう。