楽天カードには、通常の楽天カードよりもワンランク、ツーランク上のステータスカードとして楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカードがあります。
以前は楽天プレミアムカードのみだけだったのですが、年会費を抑えた楽天ゴールドカードが登場しました。
ゴールドカードは年会費が安めの設定なので元が取りやすいことと、プライオリティ・パスなどの優待も利用できる点がメリットです。
この記事では、楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードの違い、年会費分の元を取るための方法について説明していきます。
目次
楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードの年会費はいくら?
通常の楽天カードは年会費は無料ですが、楽天ゴールドカード、プレミアムカードは年会費が必要です。
楽天ゴールドカードは年2,160円(税込)、楽天プレミアムカードは年10,800円(税込)の年会費がかかります。
どちらの申込、通常の楽天カードからの切り替えもインビテーションは不要で、審査はあるものの楽天e-NAVIからの手続きができます。
年会費分の元がとれるかは計算しにくい部分がありますが、楽天の場合には楽天市場でのポイントアップの特典があるので得なのか、損なのかが分かりやすいのです。
プライオリティ・パスなどは一度考えずに、楽天市場での利用が年間どのくらいであれば年会費分の元がとれるかをシミュレーションしていきます。
楽天ゴールドカードとプレミアムカードはSPUでのポイントアップ率が違う
楽天カードを使って楽天市場で買い物をすると、通常の1.0%の楽天ポイント還元に加えて+2倍の還元が受けられます。
100円で1ポイントだったところが、100円で3ポイントになるのです。
支払いが楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカードの場合、さらに+2倍で合計5倍のポイント還元となります。
この楽天市場の買い物がポイント5倍となるのはゴールドカード、プレミアムカード共通です。
しかし、楽天プレミアムカードの場合には、さらに+2倍までポイントアップすることができます。
楽天プレミアムカードは楽天市場での買い物が7倍?
楽天プレミアムカードは、3つの優待コースから1つ好きなものを選択できます。
- 楽天市場コース
- トラベルコース
- エンタメコース
この中で、楽天市場コースを選択すると楽天市場でのポイント還元が+1倍となります。
※毎週火曜日・木曜日のプレミアムカードデーでの利用が条件です。
また、誕生月には楽天市場、楽天BOOKSの買い物が+1倍なので、最大7倍になるのです。
楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードの損益分岐点は?
楽天カードだと楽天市場での買い物に対して3.0%のポイント還元がなされます。
楽天カードは年会費無料なので、損をするということはありません。
一方、楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードは年会費がかかるため、十分にメリットを生かせないと年会費の元を取れないケースがあるのです。
楽天市場での買い物がいくらであれば、それぞれの年会費分の元をとれるのでしょうか?
楽天ゴールドカードは月3,500円で元がとれる?
楽天ゴールドカードは、楽天市場での買い物した金額の5.0%の楽天ポイントが還元されます。
1か月で3,500円の買い物を楽天市場ですると、175ポイントが還元されます。
年間で考えると2,100ポイントが還元されることになり、ほぼ楽天ゴールドカードの年会費と並びます。
楽天プレミアムカードは月15,000円で元がとれる?
楽天プレミアムカードで「楽天市場コース」を選択したケースを想定してポイント還元率6.0%で計算していきます。
すると、月15,000円の楽天市場での買い物で900ポイントが貯まるので、年間だと10,800ポイントが貯まります。
このケースでは、プレミアムカードの年会費と並びます。
そのため、月15,000円の金額を超えるのであれば年会費でマイナスにはなりません。
誕生月の優待と併用すればポイントは7倍となるので、15万5千円で年会費以上のポイントバックが可能です。
ただし、プレミアムカードのポイントアップにはもらえるポイントに上限があるので注意が必要です。
楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードの2つの違い
楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードには、ポイント還元率の違いのほか、次の2点の違いがあります。
- プライオリティ・パスの対象空港
- ビジネスカードが発行できるか
楽天プレミアムカードなら国内外の空港でプライオリティ・パスが利用可能
楽天ゴールドカードでも空港ラウンジの利用ができるのですが、国内に限定されます。
しかし、楽天プレミアムカードであれば国内外の900箇所のラウンジが利用可能なプライオリティ・パスのサービスがついています。
そのため、海外旅行の機会が多いのであれば、プレミアムカードの方が便利だと言えます。
楽天プレミアムカードはビジネスカードの発行が可能
個人事業主、フリーランスで仕事をしている場合にはビジネスカードがあると便利です。
楽天カードにもビジネスカードがあるのですが、楽天プレミアムカードの所有者だけが発行できる付帯サービスになっています。
ただし、ビジネスカードにも年会費2,160円が必要です。
そのため、ビジネスカード目的で楽天カードを使う場合にはプレミアムカードの年会費もかかってしまいます。
あくまでも、プレミアムカード利用者のための付帯サービスと考えておくといいでしょう。
楽天プレミアムに1年間無料で加入できる
楽天プレミアムに加入すると楽天市場での買い物の送料分のポイントが還元されるなどの優待が受けられます。
通常は年間3,900円の年会費が必要なサービスなのですが、楽天プレミアムカードを発行するか、楽天プレミアムの1か月トライアルを申し込むことで1か月の無料体験ができます。
送料分の金額のポイント還元の他にも優待があるので、加入前に確認しておくといいでしょう。
ただ、楽天プレミアムは、ゴールドカードであっても初めてであれば1か月体験ができるので、楽天プレミアムカードに特有のメリットではありません。
まとめ:楽天ゴールドカードとプレミアムカードの3つの違い
楽天プレミアムカードに特有のメリットは次の3つです。
- ポイント還元率は最大7倍
- 国外のラウンジもプライオリティ・パスの対象
- 楽天ビジネスカードを発行できる
確実に年会費分の元を取るには、楽天市場で買い物金額がポイントになります。
楽天ゴールドカードの年会費であれば月に数千円の利用でも元を取れます。
まずは、年会費程度のポイントバックは期待できそうか、プライオリティ・パスを使う機会があるかどうかを考えるといいでしょう。