「楽天」と名前につく支払い方法はいくつかあり、これまでの「楽天カード」、「楽天Edy」だけでなく、「楽天Pay（ペイ）」も加わり、ややこしくなってきましたね。
そこで、今回は楽天ペイと楽天カードはどう違うのかについて説明していきます。
楽天カードと楽天ペイの違いが一目で分かる比較表
【表・還元率・店舗・支払い方法・限度額】
| 楽天ペイ | 楽天カード | |
| 還元率 | 1.5% | 1.0% |
| 店舗 | 楽天ペイ加盟店 | クレジット対応店舗 |
| 支払い方法 | 一括のみ | 分割払いも可能 |
| 限度額 | 50万円まで | カードの限度額まで |
※楽天ペイの還元率は、楽天カードを支払い元に登録した場合です。
※楽天ペイはコンビニなどの一部店舗では1日あたり4,000円が上限となる場合もあります。
楽天カードと楽天ペイの違いが分かる3つの比較ポイント
楽天カードと楽天ペイの違いを理解するには次の3点を比較していきましょう。
- ポイント還元率
- 使用できる店舗
- 支払い方法
①楽天ペイのポイント還元率は楽天カードの1.5倍
どの支払い方法を選ぶかは、どのくらいのポイント付与率になるかにつながるので非常に重要です。
楽天カードのポイント還元率は十分優秀なレベルの1.0%ですが、楽天ペイの場合には0.5%〜1.7%くらいまでが目安となります。
なぜ、還元率に幅があるかというと、楽天ペイの場合にはポイントの二重取り（楽天ペイ＋クレジットカード）ができるからです。
楽天ペイの還元率は200円で1ポイントの0.5%ですが、クレジットカードによる支払いでもあるので、別途、クレジットカードのポイントも貯まります。
| 還元率 | |
| 楽天ペイ | 0.5% |
| クレジットカード※ | 1.0% |
| 合計 | 1.5% |
※クレジットカードの還元率は楽天カードの場合です。
ただ、200円で1ポイントの還元は「通常キャンペーン」となっており、途中で終了する可能性も0ではありません。
楽天ペイのポイントは、カード利用で付与されるポイントとは別に、利用日の2〜3日後に付与されます。
②楽天ペイは街の加盟店＋ネットの対応サイトで利用できる
楽天カードはVisa、JCB、MasterCard、AMEXの4ブランドがあります。
日本国内のクレジットカードが利用できるお店であればだいたいのブランドが利用できますが、AMEXだと一部使用できない店舗も多いので注意しましょう。
楽天カードを利用できるのは各ブランドの加盟店となる一方で、楽天ペイが利用できるのは楽天ペイの加盟店だけです。
今後、加盟店が増えていくでしょうが、現状では「どこでも使える」というレベルには達していません。
お店側からするとクレジットカードよりも導入コストが低いのがメリットなので、いろんな場所で楽天ペイが利用できるようになると良いですね。
また、楽天ペイは街の加盟店だけでなく、無印良品などの加盟ネットストアでも支払いができます。
③楽天ペイはスマートフォン1つで決済完了
楽天ペイは、アプリにクレジットカードを登録することで支払いができます。
正確にはアプリではなく、楽天IDにクレジットカードの情報を登録して、アプリでは会員IDでログインします。
そうすると楽天IDに紐付くカード一覧が表示されるので、利用するカードの切り替えが可能です。
クレジットカードのようにカードを相手に渡したり、暗証番号やサインをする手間がありません。
※アプリの設定でパスコードや生体認証（指紋・顔）を要求させることは可能です。
楽天ペイには3つの支払い方法がありますが、コンビニなどの場合にはアプリ上のQRコードを読み取ってもらうだけで決済完了なのでスマートですね。
楽天ペイと楽天カードのそのほかの違い
楽天ペイは少額決済がメインで、一括払いだけです。
2回払い、分割払いなどはできず、一部の店舗だと支払いができる1日の金額に上限もあるのです。
ファミリーマート、ローソンなどのコンビニでは1日の利用上限が4,000円なので、それ以上の場合は楽天ペイで支払うことができません。
また、カードの利用限度額に達した場合には、楽天ペイ側の支払いもできなくなるので注意をしてください。
まとめ：楽天ペイは高還元率でスマホだけで支払いできる！
楽天ペイはQRコード決済の1種類で、支払い元となるクレジットカードが必要です。
すでに楽天の会員IDとクレジットカードを持っているなら、楽天ペイのアプリをダウンロードすればすぐに利用を開始できます。
コンビニのようにクレジットカードでも、楽天ペイでも支払いができる場合には楽天ペイを積極的に利用してください。
楽天ペイは、支払い元のクレジットカードポイントに加えて、楽天ペイ利用分のポイント（200円で1ポイント）も貯まるのでさらにお得です。
設定さえしてしまえばスマホだけで支払いができるので財布がなくても買い物ができるのは嬉しいですね。
ただ、まだ利用できる店舗数はクレジットカード加盟店と比較して少ないのはデメリット！
使える店舗は楽天ペイの公式サイトでも確認できますし、街の加盟店の場合にはステッカーが目印になります。
還元率なら楽天ペイがお得なので、利用できるお店を見つけたら積極的に楽天ペイを使っていきましょう！
