「ポイントを貯めるのは好きだけど、カードがどんどん増えて困る!」
そんな方におすすめなのが、LINEのサービス「LINEマイカード」です。
いつも使っているLINEのアプリがポイントカードになるので、スマホ1つでポイントカードの管理ができるだけでなく、LINEポイントも貯められます。
ただ、LINEを使っている方の中でも、このサービスを活用している人はまだまだ少数なようなので、この記事では基本的な使い方から、メリット・デメリットまですべて紹介します!
LINEマイカードとは?
LINEマイカードは、様々なポイントカードをLINEアプリ上で管理、利用できるサービスです。
特別アプリをインストールする必要はなく、LINE内で利用できる「LINEウォレット」の1サービスとして2018年10月31日にリリースされました。
LINEの公式発表によると、サービス開始から2019年1月20日までのおよそ3ヶ月で登録されたカードは130万枚にもなるとのこと。
サービス開始直後は利用できるカードの種類が少ない印象でしたが、徐々に提携先が増えてきているので、かなり便利になりました。
LINEマイカードの基本的な使い方
LINEマイカードの基本的な使い方を簡単に説明していきます。
- LINEマイカードを起動する
- 登録したいカードを選択する
- 登録手続きor既存カードとの連携をする
- お店のレジでバーコードを表示する
- バーコードを読み取ってもらう
- 支払いをする
かなり簡単な説明ですが、以上の手順でLINEマイカードを使用できます。
迷う部分をあげるなら、カードを登録する部分でしょう。
登録手順については記事後半の「LINEマイカードに追加・登録する方法」で詳しく説明しているので、そちらを参考にしてください。
LINEマイカード対応のポイントカード・メンバーズカード
LINEマイカードに対応しているポイントカードは、以下の31種類(2019年9月23日時点)です。
Pontaカード、Tカード、各種家電量販店のポイントカードなど利用する機会が多いものがしっかりとカバーされています。
- Ponta
- LINE Starbucks Card
- Tカード
- 無印良品
- 上島珈琲店
- ロクシタン
- ワールド プレミアムクラブカード
- メガネスーパー(10.0%)
- ビックカメラ(0.5%)
- ヤマダ電機(0.5%)
- コジマ(0.5%)
- ソフマップ(0.5%)
- ジョーシン(Joshin)
- ツクモ(0.5%)
- ベスト電器(0.5%)
- マツヤデンキ(0.5%)
- KOMEHYO(1.0%)
- SANEI bd(サンエー・ビーディー)
- GAP(ギャップジャパン)
- Right-on(ライトオン)
- ジョンマスターオーガニック
- earth music&ecology(1.0%)
- Samantha Vega(1.0%)
- & chouette(1.0%)
- MS PASSPORT
- E hyphen world gallery(1.0%)
- ドットエスティ(.st)
- CRAFT STANDARD BOUTIQUE(1.0%)
- AMERICAN HOLIC(1.0%)
- GS Premium Club
- サカゼン メンバーズカード
LINEマイカードを使ってみて感じたメリット・デメリット
ここからは、LINEマイカードを実際に利用してみて感じたメリット、デメリットを紹介していきたいと思います。
LINEマイカードのメリット
LINEマイカードのメリットはこの4つです。
- 専用アプリが不要
- ポイントカードを1つのアプリで管理できる
- LINEポイントも貯められる
- LINE Payとの連携がスムーズ
専用アプリが不要
ポイントカードを管理できるアプリにはStocardやスマホサイフといったものがありますが、どちらもアプリをインストールする必要があります。
一方、LINEマイカードはLINEのアプリ内で起動するサービスなので、別途専用アプリをインストールする手間がありません。
ポイントカードを1つのアプリで管理
そして、何種類ものポイントカードをLINEのアプリ1つで管理できるのはかなり便利です。
普段持ち歩いているポイントカードの数にもよりますが、2〜3枚は減らせるのではないでしょうか?
LINEポイントも貯められる
すべてのショップではありませんが、LINEの「SHOPPING GO」というサービスに対応している場合には、バーコードを提示することでLINEポイントを貯められます。
ポイントの付与率は、記事の前半で紹介した「LINEマイカード対応のポイントカード・ショップカード」で確認してください。
LINE Payとの連携がスムーズ
LINEマイカードの画面に「LINE Payで支払う」というボタンが表示されることがあります。
LINE Payが利用できるお店なら、このボタンを押せばLINE Payの決済用コードをすぐ提示して買い物ができちゃいます。
わざわざLINEウォレットに戻って、LINE Payを起動するという手間が要りません。
LINEマイカードのデメリット
一見、便利なことばかりのように思えますが、使ってみて感じたデメリットもいくつかあります。
- カードの登録手続きが少し面倒
- 起動するのに時間がかかる
- バーコードを読み込めないことがある
カードの登録手続きが少し面倒
LINEマイカード自体はアプリをインストールしたり、設定をしたりする必要はありません。
しかし、ポイントカード1枚1枚に関しては別途利用登録が必要なので、何枚もLINEマイカードに登録したい方は注意してください。
1回登録すればすべてのポイントカードを利用できるとういわけではなく、追加したカードをLINE上で呼び出すといったイメージです。
また、そもそもポイントカードを持っていない場合と、すでに持っている既存のポイントカードを連携させるのも少し手順が違います。
初期設定が済んでしまえば良いですが、ポイントカードそれぞれで登録が必要なこと、初回は利用登録が必要なことは覚えておきましょう。
起動するのに時間がかかる
実際に使ってみて感じた大きなデメリットが、意外とLINEマイカードを起動させるのに時間がかかること。
LINE>LINEウォレット>LINEマイカード>任意のポイントカードという順番で進むのですが、LINEマイカードから利用したいポイントカードを表示させるまでの読込時間が長く感じました。
そのため、モタつきたくない場合には、バーコードをスマホに表示させた状態でレジに並ぶなどの対策が必要です。
バーコードが読み込めないことがある
スマホの画面や読み取り機にもよるのでしょうが、1回で上手にバーコードを読み込めないというケースも何回かありました。
キャッシュレス決済が進む中でレジでの決済スピードも重要になってくると思います。
PontaカードやTカードなどはクレジットカード一体型もあるので、その場合には、リアルのポイントカード+クレジットカードで支払いをした方がスムーズでしょう。
LINEマイカードに追加・登録する方法
LINEマイカードに新しくポイントカードを追加・登録する手順を説明していきます。
どのカードを追加するかによっても流れは変わりますが、だいたいのイメージを持ってもらえればと思います。
①LINEマイカードを起動して、追加したいポイントカードを選択する。
②ポイントカードの取得画面に移るので、【取得する】をタップする。
③権限の許可を確認して、利用規約に同意をする。
④登録完了
これでLINEマイカードに追加できたので、あとはレジの会計時にバーコードを読み取ってもらえばOKです!
LINEマイカードに既存のカードを連携させるには?
LINEマイカードは、すでに持っているポイントカードと連携させることも可能です。
その場合には、LINEマイカードだけでなく、外部サービスからの連携手続きが必要になります。
例えば、無印良品のポイントカードの場合、無印良品のスマホアプリ「MUJI passport」を使用します。
アプリを開いたら、メニューの中の【会員情報連携】をタップしてください。
連携する情報の中に【LINEアカウントとMUJI passport IDをつなぐ】というものがあるので、それを選びます。
あとは、外部サービスとの連携を認証すれば、もともと利用していたポイントカードとLINEマイカード上でのポイントカードが共通になります。
LINEマイカードにカードの追加ができないときの対処法
LINEマイカードは、新規登録するポイントカードの種類によっては上手く追加できないこともあります。
例えば、先ほど例にあげた無印良品のように、もともとのポイントカードとの連携処理が必要などです。
また、ビックカメラのポイントカードではSHOPPING GOのためのバーコードになるため、別途ビックカメラポイントカードの提示も必要になります。
利用できるサービス内容はポイントカードによって異なるので、その点には注意が必要です。
ポイントカード別の追加手順については、このサイトでも解説記事を作成予定なので、そちらを参考にしてください。
LINEマイカードを削除・連携解除する方法
「LINEマイカードを使わなくなった」
「連携を解除したい」
そんなときは、簡単な操作ですぐマイカードを削除できます。
ウォレットからLINEマイカード一覧を表示させ、各ポイントカードの右上に表示されている縦になった「…」をタップしてください。
すると、「カードを削除」というテキストが表示されるので、そこをタップすればカードの連携が解除されます。
ただし、別途ポイントカードの利用登録や会員登録などをしている場合には、それらの情報が削除されるわけではありません。
あくまでも、LINEマイカードとの連携を解除しただけです。
そのため、もともと利用していたプラスチックカードがある場合、そこに紐づいているポイントはそのままです。
会員情報自体を削除したい人は、各ポイントカードの会員ページなどにアクセスして手続きをしましょう。
LINEマイカードは機種変更しても使える?
LINEマイカードはアカウントに紐づいて管理されているため、機種変更しても新しいスマホで使うことができます。
ただし、LINEのアカウントが変わってしまうとLINEマイカードは引き継がれません。
また、LINEアカウントは原則として1人1つなので、別々の端末のLINEアプリから同じLINEカードへアクセスするということも難しいです。
しっかりとLINEアカウントの移行ができるように注意してください。
まとめ
LINEマイカードの利用方法から、メリット・デメリットまで一通り説明してきました。
個人的には、LINEのアプリでTカード、Pontaカード、MUJI passportなどを一元管理できるのはけっこう便利かなと思います。
ただ、起動に時間がかかってしまったり、もともと持っていたカードとの連携に別アプリが必要だったりとデメリットがあるのも事実です。
利用したいポイントカードが1〜2枚なのであれば、LINEマイカードではなく、個別でプラスチックカード、または専用アプリを使った方が便利かもしれません。
まずは、普段使用しているポイントカードが対応しているかを確認してみてください。
一方、SHOPPING GOを利用することで、ポイントの二重取りができるのはメリットです。
普段貯めているポイントに加えて、LINEポイントも貯まるため、多少手間がかかっても利用したい機能だといえます。
LINEマイカードの中にも、SHOPPING GOに対応しているものと、対応していないものがあります。
その辺りも考慮した上で、LINEマイカードを使いましょう。