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メインバンクとサブバンクの使い分けで年10万節約?複数口座のメリット

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無理なく節約して貯金したいのなら、銀行口座は2つ以上持つことをおすすめします。

銀行口座が1つだけの場合だと、給料の振込も、生活費の引き落としも、急な出費も全て同じ口座で行うことになります。

すると、順調に貯金できているのか、目標に達することができるのかが非常に分かりにくくなるのです。

最低でもメインバンク1つとサブバンク1つの2つの銀行口座を活用することをおすすめします。

複数の銀行口座を使い分けするメリット

複数の銀行口座を使い分けるメリットの1つは、①生活費用の口座(給与の振込や生活費の引き落とし)、②貯蓄用の口座、③急な出費、定期的な固定費用の口座など目的別に適切な口座を用意できることです。

最低でも、普段使っているメインバンクの他に、②の貯めるようの口座は用意しましょう。

貯金をしようと思ってもできない人の多くは、そもそも目標金額を決めていない人がほとんどです。

目標は、旅で言えば目的地です。
目的地が決まっているからこそ、どちらに進めば良いのか、予定通りに着きそうなのかが判断できます。

例えば、年間の貯金目標額が10万円なら、半年で5万円貯まっていれば予定通りと考えることができます。
しかし、口座を分けていないと順調に貯まっていたと思っていたのに、年末に出費が重なったり、年度始めに税金を払ったりして残高がいっきに減るなんてこともあります。

まずは、用途ごとに分けるためにいくつかの銀行口座を用意しましょう。

メインバンクとサブバンクの使い分けのコツ

メインバンクとサブバンクの使い分けで重要なのが、どの銀行口座を使うかです。

今持っている銀行口座で使い分けをしようと思っても、銀行の特徴によっては使いにくいこともあるのです。

例えば、貯めるようのサブバンク口座であればできるだけ金利の高いもの、優遇金利があるものを選ぶべきです。

逆に、普段使いのメインバンクにするなら、ATM手数料や他行への振込手数料が重要になります。

生活費を下ろすたびに手数料が発生したり、預金用の口座への送金で手数料がかかったりしたら節約になりませんからね。

メインバンクにおすすめの銀行口座の特徴

メインバンクで使用する口座は、毎月給与の振込や、そこから生活費を引き出すのに使います。

勤務している会社によっては、給与振込用に指定できる口座が決まっている場合もあります。

まれに届け出印や通帳のないネットバンクを指定できない職場もあるため、まずは給与振込ができるかを確認しましょう。

職場からの給料の振込に指定できない銀行口座を使いたい場合、給与受け取り口座の変更が面倒な場合には、メインバンクを別に用意して、給与をそのままメインバンクへと自動送金しても構いません。

メインバンクからは、預金口座への送金、生活費をATMからの現金引き出しなどをします。
そのため、重要なのが自宅や職場の近くにATMがあるか、ATM手数料は無料で利用できるか、他行への送金は何回まで0円かの3つです。

また、少し細かい部分ではありますが、各種公共料金の自動引き落とし、クレジットカードの引き落としに対応しているのかもポイントです。

例えば、ネットバンクの楽天銀行の場合には、ビュー・スイカカードの指定口座にはできないため、引き落としは他の銀行口座を使用する必要があります。

これらのポイントを踏まえた上で、メインバンクにおすすめの銀行口座について説明していきます。

安定していて使いやすいメガバンクと地方銀行

みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行のメガバンクの口座を1つは持っている方が多いのではないでしょうか?

比較的店舗数が多く、駅周辺にATMが設定されていることも多いので利便性は十分です。
また、公共料金やクレジットカードの引き落としにも広く対応しており、すでに持っている口座を生かすのであればメガバンクがおすすめです。

デメリットとしては、他行への送金手数料です。
多くのケースで送金手数料がかかってしまうので、月に数回送金が必要な場合にはすぐに利息分以上に達してしまいます。

同じような特徴を持つのが地銀で、以前から銀行との取引があり、現状に不満がないのであればこれらの銀行口座を生かしても良いでしょう。

手数料がお得で店舗数も多いゆうちょ銀行

メガバンクや地銀は、都市圏では使いやすいものの地方では家の近くや職場の近いにないことも多く、現金を引き出すのが不便というケースも少なくありません。

一方でゆうちょ銀行は、郵便局にATMが設定されているので現金のおろしやすさがメリットです。
また、メガバンクの場合には時間外手数料が発生するケースが多いです。

仕事帰りや早朝、土日祝日などに引き出そうと思うと108円や216円などの無視できないATM手数料がかかってしまうのです。
ゆうちょ銀行であれば、郵便局に設定されているゆうちょATMであれば時間外手数料は無料です。

送金手数料は同じゆうちょ銀行内であれば一定数は無料ですが、一定回数を超える場合、他行への送金の場合には手数料がかかります。

金利や手数料でメリットの多いネットバンク

ネットバンクは、銀行によって大きく特徴が異なるのですが、実店舗の維持にかかる費用が不要なので、金利が高めだったり、ATM手数料、振込手数料が無料だったりとメリットが多いです。

ゼロ金利政策のため、預金の利息で資産を増やすのは難しいのですが、その中でネットバンクの金利は高い水準にあります。
そのため、ネットバンクはこの後にお話しする貯めるようのサブバンクにもおすすめです。

デメリットとしては、一部の公共料金やクレジットカードの引き落としに対応していないケースがあることです。
特にクレジットカードへの対応状況は銀行によって異なります。

自分が使っているクレジットカードすべてに対応しているネットバンクを探すか、多少利便性を落としてでもATMや送金手数料、金利をとるかになるのです。

サブバンクにおすすめの銀行口座の特徴

サブバンクの主な役割は、稼いだをお金を貯める、もしくは運用することです。

メインバンクが給与の振込や生活費の引き落としなどのお金の流れの起点の役割を担い、サブバンクは使わないお金を賢く貯める役割を持たせるのが節約のポイントとなります。

サブバンクにおすすめなのがネットバンクです。
ゼロ金利政策によって普通に預け入れをしていても利息はほとんどつきません。

2018年現在では、通常の預金、貯金だと0.001%程度です。この金利では、100万円を預けていたとしても、1年間で発生する利息は10円です。

これを定期預金にしたとしても金利は0.01%程度なので、1年の利息は100円程度です。
金利が上がらない限り、貯めるようの口座に少しくらい預けていてもほぼ増えないということになります。

ここで上手に活用したいのがネットバンクの優遇金利です。
ネットバンクは通常の金利も高めに設定されていますが、優遇金利によってさらに高い金利が預金に対して適用されます。

優遇金利の条件は銀行によって異なりますが、特別難しい条件があるわけではないため、比較的かんたんに高い金利での預け入れが可能です。

楽天銀行なら優遇金利ありでATM、送金手数料が無料

ネットバンクでおすすめなのが、楽天銀行です。
普通預金の金利は0.02%と高めなのですが、優遇金利によって0.10%(税引き前)まで上がります。

また、ATM手数料や、送金手数料はランクによって無料回数が決定します。
ハッピープログラムと呼ばれる楽天銀行の優遇プログラムのランクは、預け入れ残高、もしくは楽天銀行を通した取引件数で決まります。

例えば、預け入れ残高が10万円以上であればアドバンストランク(下から2番目)で、毎月1回ずつATM手数料、他行への振込手数料が無料となるのです。

ハッピープログラムのランクは、50万円、100万円と増えていくことで上がっていくので、各種手数料の無料回数も増えていきます。
そのため、月に1度か2度しか現金を引き出さないのであれば、貯めるためのサブバンクではなく、メインバンクとして使うことも可能です。

楽天銀行で優遇金利を受けるための条件

楽天銀行で優遇金利を受けるためには、マネーブリッジという機能を使うのが条件となります。

マネーブリッジは、楽天銀行と楽天証券の口座を紐付ける機能です。紐づけすることで、楽天銀行の預け入れ金をかんたんに楽天証券の口座へと送金することができます。

ただマネーブリッジをしているからといって証券取引をしなくてはいけないわけではありません。
口座だけがあれば良いので、証券口座の開設を申し込み、マネーブリッジの登録をするだけで優遇金利が適用されるのです。

税金などのまとまった支出用の第3の口座も重要

銀行口座は数が多いと管理しきれず、逆に1つしかないと用途が混ざってしまいうまく活用できません。

そのため、少なくてもメインバンクとサブバンクの2つを活用するのがおすすめなのですが、より資産管理を上手にするには3つ目の口座を使いましょう。

家賃やクレジットカードの引き落としのように毎月ではないものの、1年の決まったタイミングで発生する支出がありますよね?
例えば、賃貸マンションの更新料、住民税などの税金です。

数千円の支出であればメインバンクやサブバンクから支払いをしても問題ないのですが、数万円以上になると預金の計画が大きく崩れてしまう可能性が高くなります。

そのため、ある程度決まった額の大きめの支出に備える口座を準備しておくのです。
そうすれば、更新料や税金の支払いのタイミングであってもメインバンクやサブバンクに影響を出さないで済みます。

メインバンクとサブバンクを使い分けて年間10万円を節約する方法

口座を分けたからといってお金がすぐに貯まっていくわけではありません。
ただ、メインバンクもサブバンクもまとめてしまうと、お金の流れが分かりにくくなり、どのくらい預金できているのかを意識するのが難しくなります。

お金の流れの起点となるメインバンクと、貯める、運用する役割を担うサブバンクを分けて銀行口座を活用することで、どのくらい貯まっているのかが分かりやすくなるだけでなく、ネットバンクの優遇金利をいかしやすくなります。

優遇金利によって利息のメリットがあるだけでなく、ATM手数料、振込手数料を無料にすることもできます。

銀行口座の役割を意識して使い分ければ、毎月1万円くらいの節約であれば十分に現実的です。
貯めている金額、資産運用に回せる金額が増えれば、リターンも増えるので年々効率よく口座の残高を増やしていけます。

まずは、複数の口座を使い分けることから始めましょう。