2017年の9月末に宅急便の料金が変更され、サイズや送り先によって40円〜180円の値上げがされました。
1回の料金だけならあまり気にならないかもしれませんが、年に何回も発送すると結構な負担になるのです。
実は、クロネコヤマトで宅急便を送る時に比較的かんたんに様々な割引が適用できることを知っていますか?
本来なら1,000円前後かかる宅急便の料金が300円〜400円も割引することが可能です。
割引には条件があるので、何も知らないと毎回ちょっとずつ損をしてしまいます!
クロネコヤマトで利用できる割引の内容と条件をまとめました。
目次
クロネコヤマトで使える5つの割引
クロネコヤマトには5つの割引があり、併用することもできるので、工夫をすればかなりの値引きができます。
【クロネコヤマトの5つの割引】
- クロネコメンバー割
- 持込割
- デジタル割
- 宅急便受け取りセンター受け取りサービス
- 複数口減額
①クロネコメンバー割で10%OFF
クロネコヤマトの独自電子マネーである「クロネコメンバー割」で宅急便の料金を支払うと通常よりも10%OFFで発送ができます。
クロネコメンバー割を使うには、クロネコヤマトの会員サービスに登録をすると発行できるクロネコメンバーズカードが必要です。
発行手数料や年会費は無料ですが、カードが自宅に到着するまで2〜3週間必要となります。
「クロネコメンバー割」は荷物の発送料金に使用できる電子マネーなので事前のチャージが必要です。
クロネコヤマトの営業所の他、自宅への集荷依頼のタイミングでも現金と引き換えにチャージが可能です。
自宅に来てもらう場合には、電話なら口頭で、ネットなら備考欄に記入する形でクロネコメンバー割のチャージがしたい旨を伝えておきましょう。
集荷のスタッフがチャージ用の端末を持っていないと、クロネコメンバー割へのチャージができないので初回利用時には特に注意が必要です。
ちなみに、クロネコメンバー割には、最低チャージ金額が大きくなる代わりに割引率が15%になる「クロネコメンバー割BIG」もあります。
関連記事:クロネコメンバーズカードなら1年間3,000円の節約は楽々可能!
②持込割はクロネコヤマトの営業所や取扱店が近いなら必須
持込割は、名前の通り荷物をクロネコヤマトの営業所や宅急便の取扱店へ直接持ち込むことで受けられる割引です。
通常は、持込割は荷物1つにつき100円の割引となりますが、クロネコメンバーの場合には営業所への持込で150円割引となります。
ただし、150円の割引にはもう1つ条件があります。
それは、クロネコメンバーズが利用できるネコピットを利用して送り状を作成することです。
ネコピットは営業所に端末が設置されており、メンバーカードを使用してログインすることでかんたんに送り状の印刷ができます。
手書きの場合には、クロネコメンバーの150円引きではなく、100円引きとなるので注意をしましょう。
クロネコヤマトの取扱店ってどこ?
近くにクロネコヤマトの営業所がないという場合には、取扱店へ荷物を持ち込みましょう。
特に車を使わない都市圏だと営業所まで荷物を運ぶのが難しいのですが、取扱店は家の近くにもあるはずです。
取扱店にはクロネコヤマトのマークが貼ってあったり、看板が設置されているのですぐに分かりますし、多くのコンビニが取扱店となっています。
具体的な住所などはクロネコヤマトの公式サイトからも検索できますが、基本的には次のコンビニなら宅急便が利用できます。
クロネコヤマトの取扱店のコンビニ
- セブンイレブン
- ファミリーマート
- ニューデイズ
- サンクス
- サークルK
- デイリーヤマザキ
- ポプラ
- セーブオン
- スリーエフ
- ココストア
ローソンは宅急便の取扱店ではないので注意をしましょう。
③デジタル割なら送り状記入の手間も軽減
デジタル割は、送り状を手書きではなくてネコピットなどを使って発行した場合に受けられる割引です。
荷物1つにつき50円が値引きされる上に、手書きで送り状を書く必要がないのでかなり楽です。
ネコピットはクロネコヤマトで送り状を発行する必要がありますが、自宅でも「送り状発行システムC2」を使って送り状を作成することもできます。
④宅急便受け取りセンター受け取りサービスは注意が必要
これまで紹介した3つは、自分の工夫次第で適用される割引です。
しかし、宅急便受け取りセンター受け取りサービスは、荷物の受け取り主にも関係するので注意が必要です。
この割引は、受け取り場所を受け取り主の自宅などではなく、クロネコヤマトの直営店での受け取りにすることで54円値引きされるというものです。
受け取り主の家から直営店まで近ければ良いですが、距離がある場合には大変なので、利用前によく検討しましょう。
⑤複数口減額なら荷物数が多いほどお得になる
クロネコヤマトで荷物を送る時に、同じ送り先の荷物がある場合にはその数だけ値引きがされます。
荷物が1つにつき100円割引されますが、申告しなくても自動的に適応されます。
そのため、同じ送り先に宅急便を送るのであればタイミングを合わせた方が安くなるのです。
すぐに送る必要がないのであれば、送る時期を合わせて複数口割引を利用しましょう。
クロネコヤマトの料金は荷物の大きさで決まる
クロネコヤマトで利用できる5つの割引を紹介してきましたが、忘れてはいけないのが送料は荷物の大きさで決まることです。
実際には送り先までの距離も関係しますが、そこは工夫できないので、梱包の仕方次第で送料が変わる可能性があることを意識しましょう。
ダンボールの3辺の長さ60cm、80cm、100cm以下といったように、20cm刻みで料金が変わるので、問題なく入るのであれな小さめの箱を使う方が良いのです。
送り先によって違いますが、60サイズと80サイズとでは200円程度の料金が異なります。
ダンボールが重すぎる場合には複数に分散させる
送る荷物が1つだけの場合には使えませんが、2つ以上の荷物を同じ送り先に発送する場合には重さを均等になるようにした方がいいケースがあります。
送料は荷物の大きさだけでなく、重さも関係します。
例えば、荷物のサイズは60でも、重さがサイズ60の規定を超えていると、サイズ80やサイズ100の料金となるのです。
よほど重くなければ問題ありませんが、場合によっては1つの荷物が重くなりすぎないようにしましょう。
クロネコヤマトの割引は併用可能!10%OFF+最大254円引き
これらの割引は併用することができるので、全てを使えば結構な金額が割引されるのです。
例えば、関東から関西へサイズ60の荷物を送る場合には1,015円が基本料となります。
これがクロネコメンバー割(10%OFF)、クロネコメンバー持込割(150円引き)、デジタル割(50円引き)、宅急便センター受け取りサービス(54円引き)を利用すると670円となります。
なんと、約34%OFFです!
特に、クロネコメンバー割は便利で使いやすいので、まだクロネコメンバーでないのなら、これを機会に会員になることをおすすめします。