マイネオにはパケットギフトという自分の余っているパケットを他のマイネオユーザーに譲渡する機能があります。
マイネオなどの格安スマホは契約プランのギガ数で大きく値段が変わるので、足りなくなった分をもらうことができるのは大きなメリットになるのです。
実は、このパケットギフトが無料の譲渡ではなく、売買されていることを知っていますか?
正規の方法でマイネオからパケットを購入(パケットチャージ)すると、100MB(0.1GB)で162円が必要です。
ですが、パケットギフトを購入する方法だともっと安く購入できるケースがあります。
マイネオでパケットギフトを発行する方法
マイネオで自分の余っているパケットを他の人に渡すためには、パケットギフトという機能を利用します。
パケットギフトを発行するには、マイページからパケットギフトへいきます。
何MBをパケットギフトにするのかを選択して、ギフト発行を選択すればOKです。
パケットギフトを発行すると、ギフトコードが発行されるので渡したい相手にコードを送ればギフトにした分のパケットを使用できるようになります。
マイネオのパケットギフトの出品は規約違反?
マイネオのパケットギフトは、本来は余っているパケットを無駄にせずに家族や知り合いなどにあげるための機能です。
もしあげる人がいないけどパケットが余っている場合には、フリータンクという機能もあり、余っているパケットをみんなで共有することができます。
マイネオにはこのような便利な機能がある中で、パケットギフトを有料で売っても良いのでしょうか?
規約違反になるかを、マイネオ側、メルカリ側の両方で見ていきましょう。
パケットギフトの出品はマイネオの規約に違反する?
まず、マイネオ側の見解を見ていきます。
マイネオの「通信サービス契約約款」を見ると次のように記載されています。
営利を目的として他のmineo契約者等に通信量を転売および譲渡する行為
mineo通信サービスの利用における禁止行為から抜粋
この文からもわかるように、マイネオの利用規約ではパケットギフトの有料の譲渡は禁止されているようです。
ただ、マイネオのサポートに問い合わせた方々から、「禁止はしていないものの自己責任」との情報も出てきています。
どちらにせよ黒に近いグレーな行為だと考えられます。
パケットギフトの出品はメルカリの規約に違反する?
次にメルカリの利用規約を見ていきます。
メルカリでは、出品が禁止されているモノがいくつかあります。
その1つが「物品ではないもの(情報、サービスの提供など)」です。
規約には、主な禁止出品物として次のようなものが挙げられています。
【主な違反商品】
- サービス、役務
- コンピューターウィルスなどのデジタルデータ
- 個人情報
- 物品に定義されない土地や建物などの不動産
- その他無形商品
マイネオのパケットギフトもこの「物品ではないもの」に該当すると考えられます。
ただし、メルカリの出品を検索してみると分かるのですが、パケットギフトの売買は行われているようです。
出品されているだけでなく、実際に売れている商品もあるのです。
メルカリではパケットギフトはいくらで売られている?
規約に違反するかどうかは置いておいて、実際に売買されている価格を見ていきます。
正規ルートであるマイネオのパケットチャージの場合には、100MBで162円でした。
ただ、メルカリに出品されているパケットギフトを見ると、1,000MB(1GB)が130円前後で取引されています。
確かにパケットチャージよりも安いのですが、規約に違反するリスクを考えると慎重に検討した方が良いでしょう。
メルカリでパケットギフトを売る方法
メルカリでパケットギフトの出品を見ると、基本的には購入(入金確認)後に、取引メッセージでギフトコードを送るようです。
パケットギフトはギフトコードがあれば、指定されたパケット分を使えるようになります。
そのため、商品などの発送が不要で、ギフトコードが分かれば購入後すぐにパケットを入手することが可能です。
まとめ:マイネオのパケットギフトの出品はグレー?
マイネオのパケットギフトの機能を使ってパケットを売買することは、マイネオ、メルカリの両方の規約で禁止されています。
ただ、直接的にその行為について禁止と記されているわけではないので、解釈の問題が出てきます。
また、実例を見ていくと実際にパケットギフトの売買がされていることがわかります。
個人的には、パケットギフトの出品は規約に違反する行為だと思います。
パケットチャージと比較して安いのは確かですが、規約に違反するリスクは無視できません。
問題が大きくなればパケットギフトの機能が廃止されることも考えられるので、マネーも規約も守って利用する方が良いでしょう。