新生活で家電を揃えたり、新しい家電に買い替えたりするとまとまったお金が必要ですよね。
前もってお金を貯める期間が十分あるといいのですが、急に購入の必要性が出てきたとなると一括での現金払いができないこともあります。
すぐに必要がないものであればお金を貯めてから購入すればいいですが、生活に必要な家電はそうはいきません。
そんな時は、家電量販店で利用できる分割払いを利用するのがいいでしょう。
目次
家電量販店で利用できる分割払い・ローンは3種類
家電量販店で分割払いをするには次の3つの方法があります。
- クレジットカードで分割払いをする
- 家電量販店の独自ローンを利用する
- 商品ごとに用意されている分割払いを利用する
まずはそれぞれの方法のメリット・デメリットについて説明していきます。
クレジットカードで分割払いをする
もっともかんたんに分割払いをするには、すでに持っているクレジットカードの分割払いを利用するのがいいでしょう。
分割払いをするにはレジで支払いをする時にクレジットカードを渡して「分割払いでお願いします」というだけでOKです。
かんたんな方法ではありますが、注意した方がいいのは金利です。
クレジットカードの分割金利・手数料は高い?
クレジットカードで分割払いをすると、通常の1回払いではかからない分割金利や手数料というものが発生します。
発生する金利は、クレジットカード会社によって異なるためカードごとに確認する必要があります。
店頭でスタッフの方に聞いても、「カード会社にお問い合わせください」となるので、事前に調べておいた方がいいです。
また、カードによっても異なりますが2回払いまでは手数料が無料というケースが多いです。
一括は難しいけど2回ならという場合は金利がかからない範囲で分割をするといいでしょう。
クレジットカードはリボ払い(リボルビング払い)も可能
リボ払いとは、毎月の引き落とし金額が一定になるような支払い方です。
通常なら前月や、前々月にクレジットで支払った金額が一括で引き落としされます。
そのため、使った金額によって毎月の支払い額が異なります。
リボ払いなら、支払い金額が多い月も少ない月でも分割払いを利用して、引き落とされる金額は一定になります。
毎月の金額が固定なので、安定している収入のもとでは支出の計算がしやすいというメリットがあるのです。
しかし、リボ払いにも手数料がかかるので、一括払いで支払いをする場合よりも総引落金額は高くなる点に注意をしましょう。
家電量販店の独自ショッピングローンを利用する
分割払いをする2つ目の方法が、家電量販店の独自のショッピングローンを利用することです。
クレジットカードの分割払いはカード会社ごとで条件が違いましたが、家電量販店のショッピングローンの場合にはお店ごとによって違いがあります。
例えば、ビックカメラとヨドバシカメラでは条件が違いますし、お店によっては同じ家電量販店でも地域や店舗によって条件が異なるケースもあるのです。
具体的に違いが出る点は、利用条件、審査(保証会社)、金利、分割可能回数などです。
また、ビックカメラなどでは分割払いの金利・手数料が無料になるキャンペーンをしている場合もあります。
ビックカメラのショッピングローンの審査や金利などの条件
ビックカメラでは最大60回まで金利・手数料が無料になるキャンペーンをしています。
キャンペーン内容は変わる可能性があるため、ビックカメラの公式サイトで最新情報を確認しましょう。
分割できる回数は購入した商品の金額によって違います。
分割手数料の無金利キャンペーンが適用されるのであれば、分割回数が増えてもデメリットがないため経済的な負担を軽減することができます。
家電量販店のショッピングローンには審査がある?
家電量販店の分割払いを利用する場合には審査があります。
これは、無金利キャンペーンなどをしている場合でも同様です。
審査を行うのは家電量販店ではなく、お店ごとに指定しているローン会社です。
【ショッピングローンの審査を行う保証会社】
- ビックカメラ:オリコ
- ヤマダ電機:JACCS
- ヨドバシカメラ:セディナ
商品ごとに用意されている分割払いを利用する
また、商品(メーカー)ごとに分割払いの方法が用意されていることもあります。
例えば、パソコンなどは1台で10万円を超えるものも多く、商品ごとのローンを利用できることが多いです。
appleのiPhoneやmacbookを購入する場合には、Oricoのショッピングローンが利用できます。
このメーカーごとのローンを利用する場合には、家電量販店ではなくメーカーの公式サイトなどから購入する必要があります。
分割の金利などの条件を、その他の方法と比較してから決めるといいでしょう。
家電量販店でのローン審査は厳しい?
ローン審査を行うのは店舗ではなく、保証会社が行います。
そのため、保証会社によって審査基準が異なります。
安定した収入があり、信用情報に問題がなければローン審査は難しくありません。
信用情報に問題とは、過去にクレジットカードや分割払いでの滞納や支払い遅れなどです。
また、債務整理をしているとその後の一定期間は審査には通らないでしょう。
実は、スマホなどの端末料金を分割払いするのもローン審査を経ています。
つまり、問題なくスマホの分割払いができているのであれば、家電量販店でのローン審査も大きな心配はないのです。
カードローンやキャッシングで立て替える方法もあり
家電量販店やメーカーのショッピングローンではなく、カードローンやクレジットカードのキャッシング枠を利用して現金を借り入れるという方法もあります。
すでにカードを持っていれば、すぐに現金を用意することもできますし、無金利期間を用意している場合もあります。
ただ、注意点が2つあります。
1つ目は、家電量販店やメーカーの金利と比較して、カードローンやキャッシングの金利は高いことです。
数か月の短期間で支払い終える、そもそもの金額が小さい場合には大きな差にはなりませんが、高額な商品を長期間で分割するなら1%の金利差にも注意をすべきです。
2つ目は、カードローンやキャッシングは、他の商品にも使えるため借りすぎの危険があることです。
返済が遅れると信用情報に傷がつくことになるため、最大限の注意を払うようにしましょう。
まとめ:家電量販店の分割払い・ショッピングローンは金利が重要
家電量販店で分割払いをするなら、クレジットカードなどで分割払いにするよりもお店やメーカーのショッピングローンを利用した方がお得なケースがあります。
金利が低い傾向にあるだけでなく、クレジットカードだと2回までが金利無料なのに比べて、分割回数が多くても金利を家電量販店が負担してくれるキャンペーンなどをしていることも多いです。
お店によって、分割回数、ショッピングローンが利用できる条件、金利などに差があります。
できるだけ無金利キャンペーンを利用すると、支払い総額を増やさずに分割払いをすることだできます。