リクルートカードのポイント還元率は1.2%なので、できるだけ多くの買い物に利用したいと考えている人も多いと思います。
特に高額な家電を購入したり、海外旅行で使ったりするケースでは利用限度額を超えてしまって支払いができないということも少なくないので要注意です。
「リクルートカードの限度額を超えてしまわないか心配・・・」という人のために、この記事では限度額を確認する方法と増額する方法について説明していきます。
目次
リクルートカードの限度額はいくらまで?
リクルートカードは新規発行時の審査でいくらの限度額で契約できるのかが決まります。
そのため、人によって限度額は異なるのです。
リクルートカードの最大の限度額については公開されていないようですが、「100万円まで」というのが1つの目安になるでしょう。
人によっては100万円を超える限度額が適用されているケースもあるそうですが、稀なことなので気にする必要はありません。
【利用者向け】リクルートカードの限度額を確認する方法
すでにリクルートカードを発行している人は、発行会社の会員専用サイトで限度額を確認できます。
ポイントは、リクルートカードの公式サイトではないということです。
リクルートカードはブランドごとに発行会社が違い、契約内容に関してはその会社で確認する必要があります。
ブランド | 発行会社 |
VISA | 三菱UFJニコス |
MasterCard | |
JCB | ジェーシービー |
VISA、MasterCardを利用中の方は三菱UFJニコスが発行会社になるので「MUFGカード 会員サイト」にログインしましょう。
一方、JCBブランドを利用中の方はジェーシービーが発行会社なので「MyJCB」にログインします。
今回はMyJCBでの手順を中心に説明していきます。
MyJCBにログインすると【カードご利用状況】というメニューがあるので、その中から【ご利用可能枠照会】へアクセスすることで現在の限度額を確認することが可能です。
リクルートカードの限度額を増やす2つの方法
リクルートカードの限度額を超えてしまいそうという場合には、限度額を増額することもできます。
新規発行時に決まった限度額でずっと使い続けないといけないというわけではありません。
また、限度額は一時的に増やすこともできるので、今回だけというときは、一時増額をすると良いでしょう。
もちろん、継続的に限度額を増やすこともできるので、それぞれの増額方法について説明していきます。
【ご利用可能枠照会】のページから、どちらの手続きも可能です。
利用限度額を継続的に増額する場合
【ご利用可能枠変更のお申し込み】というメニューがあるので、そこから限度額を変更します。
契約内容によって差が出るかもしれませんが、会員専用サイト(MyJCB)では100万円までの増額申込が可能でした。
ただし、これは利用可能枠を増やす希望を出す手続きなので、実際に希望通りに増額されるかは審査結果を待つ必要があります。
継続的に限度額を引き上げたい場合には、審査に1〜2週間ほどかかるようなので、焦らずに待ちましょう。
MyJCBで手続きをした翌日から3ヶ月間は増額の再申込ができません。
ただ、申し込みの当日中ならMyJCBから、翌日以降は電話で申込内容を変更することは可能です。
利用限度額を一時的に増額する場合
リクルートカードの利用限度額を一時的に増やしたい場合、【ご利用可能枠の一時増額】のメニューから手続きをしてください。
一時増額では以下の4つを入力していきます。
- 増額の対象カード(本カード・家族カード)
- 希望の一時増額金額
- 増額分の利用目的
- 利用店舗(任意項目)
クレジットカードはカード会社が商品の代金を立て替えているため、一時的であっても限度額を増やして問題ないかを審査するのです。
審査は即時〜最大3営業日で結果が分かるため、継続的な増額よりはスピーディでしょう。
ただし、一時的な増額申込は入会してから4ヶ月未満だと手続きができません。
一時増額できる金額はいくらまで?
一時増額は通常の増額とは金額の設定が異なります。
ネット(MyJCB)で手続きをした場合には最大500万円までを希望できますが、電話で申し込みをした場合には上限がありません。
なかなか500万円超が必要になるケースはないと思いますので、ネットからの申し込みで問題ないでしょう。
また、一時増額は現在の利用可能枠をいくらに増やすのか希望を出します。
例えば、限度額が30万円で、10万円はすでに利用済みというケースでは、残りの20万円が現在の利用可能枠になります。
一時増額する希望金額を50万円とした場合には、20万円の利用枠を50万円まで増やしたいということです。
もともとの限度額をいくらに増やすのかではなく、現状であといくら利用できれば良いのかを希望金額として伝えましょう。
一時増額が適用される期間はいつまで?
一時増額が適用される期間は、いつ申し込みをしたかで変わります。
一時増額の申込日 | 一時増額の適用期間 |
毎月1日〜15日まで | 2ヶ月後の支払い日まで |
毎月16日〜末日まで | 3ヶ月後の支払い日まで |
すぐに利用するなら問題はないですが、一時増額が認められてから利用までに期間が空くかもしれないという人は注意してください。
また、一時増額されている間はキャッシング枠がある人も借り入れはできません。
加えて、一時増額期間中にカードの更新日を迎えるというケースでは、一時増額が引き継がれない場合もあるそうです。
一時増額する場合には以上の点も覚えておきましょう。
リクルートカードの限度額は下げることもできる
あまり利用する機会はないかもしれませんが、リクルートカードの限度額は引き下げることも可能です。
今の限度額だと使い過ぎが心配という人は減額の申し込みをすると良いでしょう。
増額と違い審査はないので、ネットで手続きをすればすぐに反映されます。
一度減額すると取り消しはできず、限度額を元に戻したいというときは増額の申し込みが必要です。
増額も減額もよく考えて手続きをしてください。
商品ごとに個別で利用限度額が決定される商品
リクルートカードは、クレジットカード自体の限度額とは別に、以下のような商品に対しては個別で利用限度額が設定されています。
- JCBギフトカード
- 鉄道回数券
- 電子マネーチャージ
- 金券類
- 宝石
- 貴金属
- カメラ
- 腕時計
- パソコン
換金性が高い商品やサービスについては、クレジットカードのショッピング枠の現金化にもつながるため、このような設定になっていると考えられます。
MyJCBではこれらの商品の購入に適用される限度額も確認可能なので、気になる方はチェックしてください。
キャッシングの利用限度額を増額することもできる
リクルートカードにキャッシング枠をつけている場合には、借り入れできる金額を増やすこともできます。
継続的に限度額を増やす場合と同様に手続きができますが、表示されている上限額では足りないというケースではカード裏面に記載されている相談先への電話が必要です。
キャッシングには総量規制というルールが適用され、年収の3分の1を超える金額は借りられません。
そのため、ショッピング枠を増額する審査よりも厳しく、場合によって収入証明書の提出が求められるでしょう。
同じ発行会社で複数枚のクレジットカードを持っている場合の限度額について
中には複数のJCBカード、MUFGカードを持っているという方もいると思います。
限度額はクレジットカード1枚ずつに設定されていますが、発行会社が同じ場合にはもっとも高い限度額が最大枠となるので注意しましょう。
カード | 限度額 | 最大限度額 |
A | 30万円 | 50万円まで |
B | 50万円 | |
C | 20万円 |
3枚のカードを合計した100万円までではなく、限度額の高いカードBの50万円が最大になります。
つまり、カードAで30万円、カードBで20万円を使ってしまうと合計が限度額の50万円に達してしまうため、カードBでショッピングすることはできません。
リクルートカードを利用した分の限度額が戻るのはいつ?
リクルートカードは全ブランド共通で、毎月10日が支払い日となっています。
締め日は15日なので、今月16日〜翌月15日までの利用分が翌々月10日に引き落とされるのです。
そして、リクルートカードの限度額が戻るのは、引き落としが行われたタイミングになります。
例えば、限度額50万円で、今月10日に引き落とされるのが10万円、前月16日〜現時点までに5万円を利用しているとしましょう。
その場合、50万円から15万円を引いた35万円が現在の利用可能枠です。
そして、10日を迎えた時点で10万円が口座振替され、その分の利用可能枠が戻るため、45万円まで利用できます。
クレジットカードの限度額というのは、月単位に割り振られているものではないので注意してください。
リクルートカードの限度額に関するまとめ
リクルートカードの限度額について説明してきました。
契約中の方であれば、各発行会社の会員専用サイトへログインすれば限度額を確認できます。
また、限度額を増やしたり、一時的に増額したりもできるので、必要に応じて申し込みをしてください。
ただ、増額には審査があるため、希望通りの結果になるとは限りません。
審査ではリクルートカードの利用状況に加えて、信用情報に登録されている他社のクレジットカードやローンの契約内容、利用状況も判断材料となります。
無理なく支払いができる範囲で増額の申し込みをしましょう。