プリペイドタイプの電子マネーとして利用できるkyashですが、中には「チャージしたけど、残高が余ってしまった」という人もいると思います。
もしkyash残高を使いきれないという場合にはどうすれば良いのでしょうか?
この記事ではkyashの使わない残高を出金や、送金でキレイに0円にできるのかについて説明をしていきます。
目次
kyashは現金として出金することはできない?
チャージした残高をキレイに使い切る方法としては、現金として出金できればもっとも簡単ですよね?
しかし、残念ながらkyashの残高は口座に移したり、ATMから出金したりはできません。
実は、プリペイド式のサービスで出金機能があるところはとても少ないのです。
プリペイドサービス | 出金機能の実装 |
kyash(キャッシュ) | 不可 |
楽天ペイ | 限定的に可能(楽天キャッシュプレミアム) |
LINE Pay | 可能(LINE Moneyのみ) |
PayPay(ペイペイ) | 不可(2019年内に対応予定) |
交通系電子マネー | 不可 |
流通系電子マネー | 不可 |
なぜkyashなどのプリペイドサービスが出金できないかについては、記事後半で説明するので、ぜひ最後まで呼んでください。
kyashの使わない残高をキレイに0円にする方法
kyashは街やオンライストアで利用すると2%のキャッシュバックがあります。
中には、キャッシュバック対象外となるサービス、商品もありますが、決済するとkyash残高としてキャッシュバックされるためキレイに0円にはなりません。
例えば、残高が1,000円のときに、1,000円ちょうどの商品を購入した場合には、次回のキャッシュバックで20円分の残高還元が行われるのです。
そのため、kyash残高をキレイに0円にするなら別の方法を選択してください。
具体的には次の2つの方法があります。
- kyash残高を送金する
- Amazonギフト券を購入する
友だちにkyash残高を送金する
kyashはFacebookやアドレス上の友だちに残高を送金することができます。
だから、複数人での割り勘、立て替えてもらったお金の支払いなど可能です。
その送金機能を使えば、使い切ることができなかった残高をキレイに0円にできます。
Amazonギフト券(チャージタイプ)を購入する
自分自身でkyash残高を使い切るならAmazonギフト券を購入しましょう。
Amazonギフト券にはチャージタイプの商品があり、クレジットカードやデビットカードでの購入も可能で、もちろんVISAブランドのkyashでの決済もできます。
その場合には一円単位で金額指定ができるため、残高すべてをAmazonギフト残高に変換できるのです。
kyash残高を現金として出金することができない理由
「kyashの残高を現金として出金できれば!」
と考える人も多いでしょうが、実は出金機能を実装できないのには法律が関係しています。
kyashは「前払式支払手段」の提供事業者として登録されており、決済資金法という法律ではチャージした残高の払い戻しは原則と認められないのです。
そのため、プリペイドカードなどの場合には500円の商品に1,000円を払い、お釣り(500円)を貰うということも払い戻しに該当するためできません。
「原則」とされているのは、利用者が不利益を被ってしまうようなケースでは払い戻しもできます。
例えば、値下げ商品を割引せずに決済してしまったから差額を現金で返金する、事業者が倒産してしまったため残高を払い戻すなどのケースです。
「LINE Payとkyashは何が違うの?」
と思うかもしれませんが、LINE Payは資金決済法における「資金移動業」に登録をしているため出金できるのです。
ただし、LINE Payの残高を出金するためには本人確認などをしてアカウントの種類をLINE CashからLINE Moneyへと変更する必要があります。
まとめ:使わないkyash残高は送金・Amazonギフトで使い切ろう!
kyashは使わずに余ってしまった残高を出金して現金化することはできません。
ちなみに、現金などの別の決済方法と併用することもできないので、なかなかキレイに残高を0円にするのは難しいのです。
そのため、キレイに残高を使い切るなら「送金」、「Amazonギフト(チャージタイプ)」を利用しましょう。
「kyash送金するから、その分の現金くれない?」とはさすがに言いにくいので、一円単位でAmazonギフトへチャージすることをおすすめします。