リクルートカードはショッピング1回払いだけでなく、分割払いやリボ払い、ボーナス払いといった様々な支払い方法に対応しています。
上手にリクルートカードを使うなら、ぜひ支払い方法ごとのメリット・デメリットを押さえてください。
中には手数料がかかってしまう支払い方法もあるので、知らないと損をしてしまうでしょう。
目次
リクルートカードの支払い方法
リクルートカードでは、以下の5つの支払い方法に対応しています。
契約内容に関係なく選択できますが、加盟店によっては利用できない方法があったり、利用するための条件があったりするので注意してください。
- 一回払い(一括払い)
- 二回払い
- 分割払い(3回以上〜)
- リボ払い
- ボーナス払い
それでは、支払い方法ごとの特徴、メリット・デメリットについて見ていきましょう。
リクルートカードは1回払い・2回払いが基本の支払い方法
リクルートカードで普通に決済をした場合、自動的に1回払いで請求が行われます。
お店によっては「支払い方法はいかがなさいますでしょうか?」と聞かれることもありますが、希望がないなら「1回払いでお願いします!」と答えればOKです。
「今月は利用限度額を超えそう」
「いっきに請求されると口座残高が危ない」
という場合には、2回払いをすると、1つの利用金額を2回に分けて請求してくれます。
例えば、5万円の時計を2回払いで購入すると、25,000円ずつ、次回と次々回へ請求が加算されるのです。
リクルートカードでは2回払いまでは手数料がかからないので、上手に活用しましょう。
リクルートカードで3回以上の分割払いをするには手数料がかかる
2回払いでも支払いが厳しいというときは、3回以上で分割することもできます。
2回払いまでとは異なり、分割手数料が上乗せされるので注意してください。
選べる分割回数は、3回、5回、6回、10回、12回、15回、18回、20回、24回です。
つまり、最長で2年間かけて分割払いを行うこともできるのです。
ただし、分割回数が増えると手数料を支払う期間も延びるので、一括払い、2回払いよりも損をします。
便利な支払い方法ではありますが、慎重に検討した方が良いでしょう。
リクルートカードのリボ払いは最終的な請求額が増えるので注意
リボ払いは、利用金額に関係なく毎月一定額+手数料を支払っていく方法です。
例えば、毎月3万円で設定したなら、請求額が3万円以下だと一括で支払いを行い、3万円を超えた分に関しては次月へ繰越していきます。
利用金額が少ない月は一括で支払い、多くなってしまった月も支払い額はそのままにできるというのが最大のメリットです。
ただ、3回以上の分割払いと同じようにリボ払いにも手数料がかかります。
毎月の請求が一定だと無理なく買い物をしているような錯覚に陥ってしまうこともあるので注意してください。
実は、次月以降に繰り越されている請求がどんどん増えていて、最終的に支払う総額は大きくなってしまうのです。
リボ払いや分割払いなどの支払い方法については、リクルートカードならすべて共通というわけではなく、カードの発行会社によって詳細が異なります。
ジェーシービー(JCB)、三菱UFJニコス(VISA・MasterCard)ごとに特有の支払い方法は記事の後半で説明しているので参考にしてください。
リボ払いで決済したいときは、店頭で「リボ払いで」と伝える必要がありますが、以下の方法でリボ払いをする場合、申告は必要ありません。
後からリボ払いに変更する
決められた期限内であれば、一括払いで支払ったモノを後からリボ払いに変更することもできます。
すべてだけでなく、一部だけをリボ払いにすることも可能なので、一括で請求されると困るという場合には利用を検討しても良いでしょう。
リクルートカードの発行会社の会員専用サービスを利用して手続きできます。
自動的に一括払いをリボ払いにする
あらかじめ設定しておくと、一括払いを自動的にリボ払いの扱いにすることもできます。
わざわざ「リボ払いで」とレジで伝えたり、Web上で手続きしたりする必要はありません。
ただし、リボ払いに対応していない加盟店や、店頭で分割払いしたモノなどはリボ払いにはならないので注意しましょう。
リクルートカードのボーナス払いは高額な買い物に便利
意外と活用されていませんが、とても便利なのがボーナス払いです。
夏と冬のボーナス時期にあわせて請求が行われるため、ボーナスの入金があってからの引き落としにできます。
最大で半年ほど引き落としのタイミングを遅らせられるので、口座に残高がなくても高額な買い物ができるのです。
そして、ボーナス払いは引き落とし時期を大幅に遅らせられるのに、手数料はかかりません。
利用期間 | 支払い日 | |
夏 | 12月16日〜6月15日 | 8月10日 |
冬 | 7月16日〜11月15日 | 1月10日 |
店頭でボーナス払いを伝えれば、その利用期間に応じて自動的に支払い日も決まります。
いちいち、夏や冬といったことを伝える必要はありません。
リクルートカードの前月の通常決済分も同日に引き落とされます。
ボーナス払いだと油断して、口座残高が不足しないように注意しましょう。
リクルートカード(JCB)特有の支払い方法
JCBブランドのリクルートカードを利用している方は、以下の2つのサービスも利用できます。
- スキップ払い
- スマリボ
支払い方法の変更や設定は、ジェーシービーの会員専用サービス「MyJCB」で行なってください。
スキップ払い
スキップ払いは、リクルートカードでの1回分の決済を丸々、別の月の請求へと繰り越す支払い方法です。
名前の通り請求月をスキップしてくれる頼もしい支払い方法ですが手数料はかかります。
スキップする金額×手数料率(月利)×繰延月数=請求金額
一時的に利用金額が増えてしまいそうなときは、利用金額が少なそうな月へとスキップすれば負担を減らせるでしょう。
ただし、スキップ払いの繰延月数を再延長したり、スキップ払いをリボ払い・分割払いに変更したりはできません。
スマリボ
スマリボは自動的に一括払いをリボ払いに変更してくれるJCBの登録型リボ払いサービスです。
もともとは「支払い名人」というサービス名称でしたが、2019年4月16日より「スマリボ」に名称変更しています。
スマリボでは、利用残高と選択したコースによって毎月の支払い額が変動する仕組みになっています。
コース | 利用残高 | 毎月の支払い額(元金のみ) |
ゆとりコース | 100,000円以下 | 5,000円 |
100,001円〜500,000円 | 10,000円 | |
500,001円〜1,000,000円 | 15,000円 | |
1,000,001円〜 | 20,000円 | |
標準コース | 100,000円以下 | 10,000円 |
100,001円〜200,000円 | 20,000円 | |
200,001円〜300,000円 | 30,000円 | |
300,001円〜400,000円 | 40,000円 | |
以降、100,000円ごとに10,000円追加 |
※ 「ゆとりコース」は5,001円以上、「標準コース」は10,001円以上の利用残高があるときに手数料がかかります。
リクルートカード(VISA/MasterCard)特有の支払い方法
VISA、またはMasterCardブランドのリクルートカードでは、発行会社が三菱UFJニコスになります。
三菱UFJニコスでは、登録型のリボ払いサービスとして「楽Pay」を利用することが可能です。
楽Pay(らくペイ)
楽Payは、自分自身で設定した金額を超えた分だけを自動的にリボ払いにしてくれるサービスです。
設定金額は5,000円以上、5,000円単位で、最大10万円までです。
設定金額を高めにしておけば基本的には一括で引き落としが行われ、どうしても基準額を超えてしまったときにだけリボ払いにできます。
設定金額は後から変更もできますが、あまり低い金額にしないようにしましょう。
楽Payにはリボ払い手数料15.00%(実質年率)がかかるため、毎月の負担は小さいのに手数料がどんどんかさんでいくというリスクがあります。
リクルートカードの支払い方法のまとめ
最後にリクルートカードの支払い方法と手数料の有無を表にまとめました。
支払い方法 | 手数料 | 発行会社 | |
ジェーシービー | 三菱UFJニコス | ||
1回払い | 無 | ◯ | ◯ |
2回払い | 無 | ◯ | ◯ |
分割払い | 有 | ◯ | ◯ |
リボ払い | 有 | ◯ | ◯ |
ボーナス払い | 無 | ◯ | ◯ |
スキップ払い | 有 | ◯ | – |
手数料を支払うのはもったいので、できるだけ手数料が無料の1回払い、2回払い、ボーナス1回払いを利用してください。
他の支払い方法にもメリットはありますが、やはり手数料を考えると慎重に活用した方が良いでしょう。