キャッシュパスポートは、海外旅行や海外出張後に使わないという場合にはそのまま保持していても問題はありません。
ただ、次回の利用の予定がないのであれば、①解約するか、②精算・払い戻しをするかを選択することもできます。
手数料も発生するため、金額によってはもったいないので注意が必要です。
この記事では、キャッシュパスポートの解約方法、解約や精算にかかる手数料などの注意点について説明していきます。
目次
キャッシュパスポートの解約・精算には手数料がかかる?
キャッシュパスポートの利用予定がない場合には、解約するほか、チャージされた残高を払い戻す精算手続きをすることもできます。
払い戻しだけであれば、有効期限まではまたチャージして利用することもできます。
一方、解約の場合には、手続きが完了した時点で利用ができなくなります。
解約する場合でも入金額に残りがあると、その金額に対して精算の手数料がかかります。
精算には500円(+消費税)が必要で、残高が500円よりも少ない場合には残高だけで精算ができます。
つまり、残高が300円なら300円だけが手数料としてひかれます。
残高が1,000円なら1,000円から手数料500円(+消費税)を引いた金額が払い戻されるのです。
キャッシュパスポートの解約・精算を行う方法
キャッシュパスポートを退会(解約)、精算するには公式サイトのオンライフォームから手続きをしましょう。
手続きには次の8項目などを入力する必要があります。
- カードの種類
- カード番号
- 名前
- 生年月日
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 振込先情報
キャッシュパスポートの番号も必要になるので、手元にカードを用意して入力していくといいでしょう。
子どものキャッシュパスポートは両親名義の口座へ払いもし可能?
お子さんが留学していた場合には、両親名義の銀行口座へと払い戻しをすることもできます。
その場合は、振込先情報の入力では子どもではなく、自分自身の口座情報を入力します。
また、別途の連絡が必要になるので、オンラインの手続きフォームの案内にしたがってメールをしましょう。
キャッシュパスポートの払い戻しまでには1週間〜2週間かかる
キャッシュパスポートの精算手続きをしてから、実際に入金があるまでは1週間〜2週間がかかります。
解約に伴う精算でも、精算手続きのみでも時間は変わらないので、急いでいるなら早めに手続きをした方がいいでしょう。
キャッシュパスポートは維持費がかかる場合もある?
クレジットカードなどであれば年会費無料で使用していなくても維持費がかからないものも多いです。
キャッシュパスポートの場合は、12か月間入金や利用がない場合には次の月から管理手数料が発生します。
管理手数料は毎月150円で、残高が150円未満になるまで手数料の引き落としがされます。
しばらく利用しないのであれば、解約してしまうか、精算して全額を払い戻しておく方がいいでしょう。
キャッシュパスポートは有効期限が切れたらどうなるの?
キャッシュパスポートの有効期限は最長5年なので、その期限前に解約をする場合には払い戻し手数料がかかります。
使っていない間に期限が切れてしまった場合には、残高はどうなるのでしょうか?
キャッシュパスポートにチャージ残高がある状態で有効期限が切れた場合には、有効期限前の精算と同様に払い戻しの手続きができます。
期限切れ後に更新したい場合にも、一度精算をした上で新しいキャッシュパスポートを再発行することができます。
有効期限終了後になると、再発行ではなくて再申し込みという扱いになります。
大きな違いはありませんが、どちらにしても精算手数料がかかります。
まとめ:キャッシュパスポートの解約・払い戻しのポイント
キャッシュパスポートをしばらく使わない、今後使う予定がないのであれば解約、もしくは払い戻しの手続きをしましょう。
解約は退会手続きになるので、手続きをすると払い戻しもされ、手元のカードは使用ができなくなります。
また使う可能性があるのであれば、払い戻しでチャージ金額を精算しておくのがいいでしょう。
払い戻しには500円(+消費税)の手数料がかかりますが、為替レートなどの問題もあるのでタイミングを見て精算しておく方が安心だと思います。
チャージ金額が500円未満の場合には、払い戻し金額は残らないのでそのままにしておいてもいいでしょう。
ただ、キャッシュパスポートに入金、使用がない状態で12か月が経過すると13か月目から管理手数料の150円がかかります。
年間で考えると1,800円が管理手数料としてかかるので、残高を見ながら解約、精算をするようにしてください。